朝鮮と韓国は10日、12日と13日の両日、韓国のソウルで朝韓両国政府間会談を行うと決めました。

　朝鮮と韓国がそれぞれ発表したコミュニケによれば、双方はそれぞれ5人の代表を派遣します。朝鮮代表団は京義線鉄道を経由して陸路で往復します。また朝鮮中央通信によりますと、朝鮮側は閣僚級高官を団長にするということです。

　しかし、会談の具体的な議題について双方はまだ一致していません。韓国側はコミュニケの中で、「開城（ケソン）工業団地の稼動正常化、金剛山（クムガンサン）観光プロジェクト、離散家族の面会などの問題を一日も早く解決するよう希望する」としています。一方朝鮮側はコミュニケの中で、「上述の議題のほか、朝鮮はまた『北南共同宣言』調印13周年と『北南共同声明』調印41周年の記念活動共催、民間往来と交流の推進、協力プロジェクトなどの朝韓関係に関わる問題を討議するよう希望する」としています。

　また、双方は板門店ルートを通じて実務的な問題についてさらに協議することも決めました。（玉華、大野）　国際・交流へ