中国全人代常務委員会の張徳江委員長は27日、北京で、ロシア連邦議会のナルイシキン下院議長と会談しました。中ロ議会協力委員会の第6回会合に共に出席し、挨拶しました。

　張委員長は「中国全人代常務委員会は、ロシアの下院議長との友好関係を積極的に推進し、中ロ立法機関の関係をより高いレベルに引き上げたい。これは中ロ双方の利益に合致しているだけでなく、中ロ全面的な戦略的協力パートナーシップの持続的で健全な発展の重要な保障でもある」と指摘したうえで、中ロ立法機関の協力について3つの提案をしました。

　一、 相互支持を拡大すること。両国や多国間議会のレベルで、お互いの核心利益と、関心を寄せる重大問題について、支持を拡大し、相互支持と戦略的協力を強化する。

　二、 立法交流を強化すること。議会の機能的なメリットを活用し、安定維持やマクロ調整、国民生活の保障と改善、経済の近代化促進などの分野での立法経験における交流を強化する。

　三、 議員間の友好交流を密接にすること。中ロ議会協力委員会と双方の友好グループの役割を発揮し、中ロ友好の社会基盤と民意を常に固め、拡大していく。

　ナルイシキン議長は「ロシアは引き続き、重大問題において中国に対し、確固たる支持をする。ロシア下院は中国全人代との友好関係の発展を重視している。双方の協力委員会や議会専門委員会などを通じ、実務的な交流と協力を展開し、国の管理や政治の実行などの分野で交流するとともに互いに勉強し、経済・貿易、人文、地方などの分野においても互恵協力を促進することが、両国及び両国の人々に、より多くの実質的な利益をもたらす」と述べました。