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中印、経済貿易協力の前途は明るい

2013-05-20 16:21:38     cri    

 中国と印度はともに古くからの文明国で、昔から文化交流や、必然的にそれに伴う経済貿易の往来が盛んです。特に、中国の改革開放が始まってから、経済貿易を始めとする交流がすさまじい勢いで進んできました。統計によりますと、2000年代の最初の10年間、双方の貿易は年平均37%成長しました。とりわけここ3年で、両国間の投資はおよそ10倍に伸びました。

 周知のように、中国は世界の工場、インドは世界のオフィスと呼ばれています。改革開放後、中国の経済発展は主に製造業に頼ってきたのに対し、インドは主にIT産業とサービス業が主導してきました。

 また、中国は対外貿易への依存度が高く、インドは国内消費への依存度が大きい。さらに、中国の労働生産性は印度より高いものの、印度は資本の回転率が中国より高いのが特徴です。

 このように、両国の経済発展のモデルは異なっており、補完性が大きいと言えます。ともに人口大国で、あわせると20億になります。経済発展や生活レベルの絶え間ない上昇に伴い、両国には社会経済の各方面で改善すべきところが多々ありますが、ここから巨大な市場の潜在力が生まれます。中国は、2011年から2015年までの五カ年計画期間中、サービス業に力を入れており、一方、印度は製造業に重点を置いています。両国にとって、相手の長所を学びあい活用することを通じて、経済の全面的で健全な発展を維持することが求められています。

 このほか、両国とも工業化と都市化が進行中です。都市部の人口は中国は全人口のおよそ50%、インドはおよそ30%になっており、いずれも多くの農村部労働力が都市部に移動してきており、ここでも巨大な市場潜在力が生まれています。

 中国と印度はともに発展途上国であり、現在の経済大国から経済強国に発展するには長い道のりが必要です。新たな指導者の相互訪問が始まったのに伴い、両国間の経済貿易協力はますます密接化し、広く明るい前途が開けています。(朱丹陽 大野)

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