国家電力公司は10日に「4.20」蘆山地震救援状況説明会を開き「これまで20日間もの救援活動の結果、被災地域の送電系統の回復作業はほぼ終わり、その再建プロジェクトは正式にスタートした」と発表しました。

衛星テレビを見る避難所の住民

　今回地震で、蘆山、天全、宝興の3つの県の送電系統が破壊され、34ヶ所の35キロボルト以上の変電所、265本の10キロボルト以上の送電線が中断し、合わせて626台の変電設備が破壊され、それによる直接の経済損失額は7億元相当になります。

電気の供給回復後、明るくなった避難所

　地震発生後、国家電力公司と四川電力公司は救援活動に取り組み、蘆山、宝興、天全の電気供給系統を相次いで回復させ、停電していた18万6600世帯への送電を始めました。一部の送電系統の破壊がひどいものの、電気供給回復率はほぼ100％に達しているということです。（Yin） 　暮らし・経済へ