米ボストン大学のトーマス・バーガー教授(国際関係)が9日中国の人民日報で文章を発表し、「アジア諸国を侵略した歴史に対する日本の反省は自虐ではない。日本の指導者は自制を保ち、隣国を怒らせる無意味な行動を避けるほうがよいだろう」としています。
文章は、「ここ数十年来、たくさんの日本の指導者が隣国にもたらした苦難に謝罪をしようとしていた。たくさんの日本国民も歴史問題において国は積極性に欠けていると認めている。しかし、日本には民族主義という強い流れが存在し、歴史を客観的に認識、反省することは自虐であり、日本の民族性に害を及ぼすばかりか、国を弱くすると考えている。石原慎太郎氏のような政治家に誘導され、この右翼思想が靖国参拝というシンボル的な話題を利用し、国民の中で民族主義を広げようとしている」と指摘しました。
文章はさらに、「許すことは忘れることを意味しない。日本政府は何かするべきだ。ヨーロッパの経験から見ると、歴史問題の解決には加害者と被害者が向かい合う必要がある。指導者が政府の行為と荒っぽい行為とをはっきり区別をさせなければ、民族主義の感情が蔓延するに違いない」と強調しました。(ooeiei、中原)
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