アメリカ通商代表部（USTR）が1日に「包括通商法スペシャル301条」に基づく年次報告書を発表したことをうけ、中国商務省条約法律局の責任者は2日、「この報告書が中国の知的財産権保護での努力と収めた成果を認めたことに中国側は注目している」と述べましたが、この報告書が中国をこれまで９年連続『優先監視国』に指定したことに対し遺憾の意を表しました。

　この責任者は「中国政府は知的財産権の保護を非常に重視している。ここ数年、一連の関連措置を取り、長期的な効率ある保護メカニズムの一層の健全化に努めてきた。また、企業秘密の保護も高度に重視し、企業の技術開発強化と競争力向上を奨励している」と強調しました。

　この責任者はまた、「中国側は、知的財産権の保護は国際的な問題であり、これには国際社会の共同の努力が必要だと主張する。中国側は、アメリカなどの関連の国や地区との協力を強化し、世界範囲での知的財産権の保護レベルの向上を促していきたい」と述べました。（Katsu）国際・交流へ