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 国連、中央アフリカ共和国に法的秩序の回復を促す

2013-04-17 17:04:15     cri    

 国連のピレイ人権高等弁務官が16日に声明を発表し、中央アフリカ共和国で安全保障情勢が悪化し続けており、人権侵害行為が立て続けに起きていることに「厳重な関心を寄せている」とし、早期に法的秩序を取り戻すよう促しています。

 ピレイ弁務官は声明で、「中央アフリカ共和国の目下の安全情勢は憂慮すべき現状にあり、先週末、首都バンギだけでも20人が犠牲になった。地元赤十字会が明らかにしたデータでは、反政府勢力セレカが3月24日にバンギを占領してからこれまでに少なくとも119人の死者が出ている。このほか、女性が性的暴行を受けた報告も後を絶たない。また、一部の病院及び衛生施設を含め、個人財産や公共財産が略奪されたケースも発生しており、凶器を使っての強奪や意図的な破壊行動も頻繁に見られる」としています。

 ピレイ弁務官はまた、中央アフリカ共和国の混乱を直ちに阻止するべきだと指摘しており、政権を握っている武装勢力セレカに対し、「直ちに自国の法的秩序を回復させ、犯罪行為を起こした全ての者に法的な懲罰を課すべきだ」と促しています。さらに、衝突の双方に対し、今年1月にガボンの首都・リーブルヴィルで合意した平和協定を遵守し、目下の危機の解決に共に尽力するよう呼びかけています。(Yan、中原) 国際・交流へ

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