大中物産杯日本語弁論大会会場
日本語を学ぶ大学生がスピーチを競い合う第7回大中物産杯日本語弁論大会が13日、北京の中国伝媒大学で開催されました。今回は日中平和友好条約締結35周年にちなんで特別賞が設けられ、優勝、準優勝、第3位と合わせて4人が日本旅行に招待されました。
今大会のテーマは、「中日両国が互いに学ぶべきこと」「私にとって一番大切なもの」「タイムマシンがあったら」の3つで、北京と天津の大学から16人が出場し、流暢な日本語でそれぞれの思いを込めたスピーチを披露しました。熱戦の結果、北京大学の賀欽さんが優勝しましたが、賀さんは将来の希望として、「環境保護の分野で日本の進んだ経験を中国に紹介したい」と述べました。
準優勝の南開大学・王璐さんは、「将来、外交官になって、日本語を通して、中日両国の人々の交流を深めていきたい」との抱負を聞かせてくれました。また、特別賞を受賞し初めて日本へ行くことになった河北工業大学の斉氷さんは、「どこでもいいので、生の日本を体験したい」と期待に溢れていました。
今年は中日関係の緊張状態が続く中での開催ともなりましたが、在中国日本大使館の臼井将人参事官は、「お互いに意見が異なり対立がある時には、どうしてそういうことになるのかお互いをよく知る必要がある。そういう意味で、このような民間の交流活動を着実に行っていくことが重要だ。非常に有意義な大会だった」と語りました。(取材:高橋、鵬) 国際・交流へ
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