会員登録

 独特なプレゼン大会「中国人のいい所を自慢」

2013-03-03 17:41:56     cri    

 中国の学生が日本語で経済や社会問題などについてプレゼンを競う大会「清華野村杯・日中経済プレゼンテーション大会」が2日北京で行われました。

 中日関係が冷え込む中、中国の若者が日本語で中国人のいい所を自慢するという独特な視点でプレゼン大会が行われ、大会を見に来た日本人からも反響を呼びました。

 「ここがスゴイぞ中国人」というテーマに沿って、発表者12人が身の回りの人物や出来事、自らの体験などを取り上げ、「中国人の若者は明日への希望を持っている」、「友情や愛情などをすごく大切にする」などの主張が繰り広げられました。また、中には「中国人の男性は結婚するのに家や車、日本円に換算すると3億円以上のお金を準備しなくてはならない。それを頑張っている男性陣はすごい」と独特な観点を展開し会場を盛り上げました。

 6回目の開催に当たって、主催者である野村総研中国研究センターの松野豊副所長は、「現在の日中間では互いに非難しあう状態が続いている。そういう状況の中で、美点凝視みたいな、自分たちのいい所を徹底的に話し合い、自慢することで、新しいものが生まれればと思った」と大会の視点について話しました。

 優勝した北京第二外国語学院の陳聰さんは、血縁関係がないおばあさんが、自分をわが子のように育ててくれた自分の体験談を基にプレゼンし、「中国人のすごいところは、人と人とのつながり、人を愛する心が強い。それを伝えたかった」と話しました。

 北京で働く山口慶さんは、「電車でお年寄りなどに席を譲ることは、中国では当たり前だが日本では失われつつあり、そのような文化を改めて気付かされた」と大会を見た感想を話しました。日本大使館の三上正裕公使は、「大会で、中国人は人間関係を大切にする思いが日本人以上にあると感じた。中国の若者は今日より明日がよくなるという夢を持っている。元気がない日本の若者も明日に夢を持って欲しいという気持ちで聞いていた」と感想を話しました。(取材・写真:劉 睿)
 国際・交流へ

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS