ジュネーブに本部を置く世界保健機関(WHO)は5日、「これまでに、H7N9型鳥インフルエンザのウィルスが豚に由来するということを証明する証拠は見つかっていない」と明らかにしました。
WHOのグレゴリー・ハートル(Gregory Hartl)報道官は、5日ジュネーブで開かれた定例記者会見で、「中国国家衛生・計画出産委員会からの通達によると、現在、中国ではH7N9型鳥インフルエンザ感染者14人のうち、6人が死亡した。これらの14人と緊密に接触していた400人がウィルスに感染していないことから、いまのところ、このウィルスの"人から人への持続的な感染"を証明する証拠は見つかっていない。更に、この鳥インフルエンザの感染と豚との関連性も見えていない。これまで、豚を含めて数種類の動物に対してウィルス検査を行った。黄浦江に浮いていた豚の死骸の検査も行ったが、感染は見つからなかった」とした上で、「現在、一番重要なのは、ウィルス源を特定し、その基本的な形式を把握すると共に、感染者と緊密に接触していた者を監視し続け、今後の更なる研究に役立てることだ」と強調しました。(ZHL、中原)暮らし・経済へ
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