中国の楊潔チ外相は9日の記者会見で、「日本は現実を正視し、的確に誤りを正し、事態のエスカレートを防ぐため、中国とともに対話を通じて適切に問題を解決すべきだ」と述べました。
これは第12期全国人民代表大会第1回会議の記者会見で述べられたもので、楊外相は「釣魚島とその付属島嶼は昔から中国の領土だ。釣魚島問題の根源は、日本が中国の領土を不法に窃取、占領したことにあり、今の局面は日本側がもたらしたものだ」と述べました。
さらに「日本側の行為は中国の領土主権を侵犯し、第二次世界大戦の成果と戦後の国際秩序を挑発するもので、中日関係と地域の安定をひどく損なった。中国側の措置は、政府と人民の領土主権を守る強い意志と決心を示したものだ」と指摘しました。
このほか楊外相は「事実が繰り返し証明しているように、歴史を尊重してこそ、未来を切り開くことができる。日本は歴史を正視し、深く反省しなければ、アジアの隣国との関係を築くことができない」と強調しました。
一方、「長期的、健全、そして安定した中日関係は両国の根本的な利益に合致するものだ。中日間の4つの政治文書に基づき、両国の戦略的互恵関係を発展させたい」と示しました。
また「日本は中日関係の改善に実際に努力し、地域の平和、安定と発展に積極的な役割を果たすべきだ」と強調しました。(FUYING、吉野)
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