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「中国式帰省」は社会の変化を反映

2013-02-07 16:34:00     cri    

























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 2月9日は旧正月である春節の大晦日です。大晦日の夜に、家族と団らんして食事ができるよう人々は中国各地から様々な手段で家路についているところです。飛行機や列車、それに車はもちろん、中にはオートバイで帰る人もいるようです。また切符が入手できず、何度も乗換えして故郷に帰る人などもいます。そこで今日の中国リポートは、そんな帰省のストーリーをお伝えします。

 中国の旧正月である春節に帰省するための移動人口は、わずか40日の間に38億人もいると予想され、短期的な人口の移動としては、世界で最も規模が大きいといわれています。鉄道はやはり一番よく利用される手段ですが、チケットの入手が難しいことが毎年話題になっています。チケットの購入方法は、主にインターネット窓口や駅の売り場、電話予約の3種類となっていますが、いずれも簡単ではないようです。

 北京で働いている山西省出身の韓世文さんは、毎年この時期になると、チケットの購入に頭を悩ませます。宝くじのようなものだして韓さんは「発売開始の当日は、朝7時に起きてすべてのパソコンをつけ、ネットでチケットを手に入れようと準備をしたが、発売開始の8時になると、わずか1、2分で殆ど売り切れてしまった。朝8時から昼11時まで頑張ったが、とうとう北京から太原までのチケットは買えなかった。本当に焦ったよ。そこで午後は電話予約に切り替えて、何とか自由席の券を一枚手に入れた。家に戻れるなら、座れなくても構わない」と話してくれました

 鉄道機関によりますと、旧正月の間に、列車を利用する人は延べ2億2000万人に上り、一日の利用者数は561万人になるということです。鉄道部門はより多くの客が利用できるように工夫しているものの、移動する人口が余りにも多すぎるため、追いつかないのが現状です。チケットを入手できなかった人々は、マイカーで帰るか、またはインターネットでの募集に応じて相乗りで帰るなど、別の手段を考え出しています。

 上海で働く馬さんは今年、レンタカーで安徽省合肥市の実家に帰ることにしました。レンタル料金のほかにガソリン代や高速料金もかかりますが、何人かで割って負担すれば、列車よりも安くなり、チケットを買うための労力も減るといいます。馬さんは「列車のチケットは入手が難しいので、同郷の人たちと相乗りして帰ることにしました」と話しています。

 列車などに比べると、寒い冬の日に、オートバイで帰る人はもっと大変です。広東省公安局によりますと、今年オートバイで帰省する人は15万人を超えるということです。そのため、政府は主要道路沿いにサービスステーションを設置し、オートバイの修理や飲用水を提供しています。広東省仏山市の陶磁器工場で働いている李さん夫婦はこれまで3年連続オートバイを利用しています。体力を消耗する上に、悪天候の場合は大変だと李さんは言います。

 今年は、四川省出身で上海復旦大学の博士課程を学ぶ王さんが、直行列車のチケットが買えなかったため、6回も乗換える方法を考え出したことで話題を呼んでいます。実は、直行列車は各駅停車しかないため、6回乗りかえても、家に着くのは直行列車より13時間も早くなるということです。さすが頭を使うことに慣れている博士ならではの工夫ですね。

 中国リポート、旧正月である春節の様々な帰省方法についてお話ししました。(閣、中原)

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