イギリスの首相官邸は28日、「キャメロン首相は、フランスのマリでの軍事行動に対する支援をさらに強化する約束をした」と明らかにしました。

　首相官邸報道官によれば、キャメロン首相は27日夜、フランスのオランド大統領との電話会談で、「マリがテロリストの拠点になるのを防ぐため、マリおよび隣接の西アフリカ諸国で軍事行動を展開するフランスを全面的に支援したい」と表明しました。

　関係者によりますと、イギリスは、軍人数百名の派遣や、マリおよび隣接諸国で西アフリカ平和維持部隊の訓練、軍事教官の保護などを計画していますが、軍事作戦には直接介入しないということです。

　フランスがマリで反政府勢力に対する軍事行動を始めて以来、イギリスは軍用輸送機、偵察機を提供するほか、少数の特殊部隊兵士が作戦計画の支援をしています。（朱丹陽　大野）　国際・交流へ