中国外務省の洪磊報道官は28日北京で開かれた定例記者会見で、「現在の朝鮮半島情勢は複雑で微妙だ。中国は半島の情勢を悪化させたり、半島非核化の実現に不利なあらゆる行動に反対し、関係各方面が冷静さと自制を保ち、半島の平和安定という大局を確実に維持するよう呼びかけたい」と表明しました。

　国連安保理が先週、朝鮮への制裁決議を可決したことに対して、朝鮮の指導者は、「実際的で高強度な国家的重大措置」を講じると発言しましたが、洪報道官はこれに対し上記のように述べると共に、「中国は関連の動向に非常に注目している。朝鮮半島問題は複雑で錯綜している。関係各方面が対話を通じてお互いの関心事を解決し、相互の関係を改善し、北東アジア地域が長期的に平和安定する方法を共に探るべきだ」と応じました。（白昊、大野）