中国最大の民間学習塾「新東方」が16日発表した調査結果によりますと、89.6%の中国人留学生が将来、中国での就職や起業を考えており、海外に残ったまま仕事をしようと考えている割合はわずか10.4%に留まりました。

　この調査は「新東方」がアンケートを行ってまとめたもので、多数の学生が帰国を考えている原因について「新東方」は、「まず、最近外国では経済の低迷によって失業率が上昇しており、就職難であること。次に、中国政府が帰国留学生に優遇政策や利便性を提供していること。そして、中国経済が飛躍的な成長を続けていることによって、各業界が勢いよく発展しており、人材に対するニーズが高まっていることだ」と分析しています。

　また、調査により海外で大学院や大学に通う中国人留学生の人数が留学生の90%近くを占め、50%以上の中国人留学生がイギリスとアメリカを留学先に選んでいることもわかりました。（白昊、中原）暮らし・経済へ