中国社会科学文献出版社が17日北京で発表した「国際人材白書:中国留学発展報告」によりますと、2011年の中国人留学生の数はおよそ34万人に達し、世界の留学生の14%を占め、世界一となりました。
白書によりますと、中国国民の収入の増加と国内の教育資源の不足が留学ブームの基本的な要因となったほか、金融危機の影響を受けた世界各国が留学生を招くために打ち出した政策も中国人留学生に様々なメリットをもたらしました。このため、留学ブームはしばらくの間続くと見られています。中国国内では多くの地域で高校新卒者、特に優秀な生徒が大学受験を放棄し、留学の準備を進めるケースが増える一方です。
また、これに対して中国人留学生の新たな「帰国ブーム」も生まれています。2000年から2011年における中国人留学生の帰国者数は年平均23.7%上昇しており、2012年の帰国者数はおよそ23万人まで増加する見通しです。(牟)暮らし・経済へ
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