中国環境保護省は14日、中国は自動車排気ガスによる大気環境と市民の健康への影響の防止を強化すると発表しました。
自動車生産と販売において、中国は3年連続世界1位を占め、自動車排気ガスは大気汚染の主な発生源となっており、もやや光化学スモッグの主な原因となっています。観測データによりますと、中国の都市部では大気中で煤煙と自動車排気ガスの複合汚染が起きており、これが市民の健康に影響を与えています。
自動車が排出するPMは90%を超え、COは70%を上回ります。2012年に新たに改訂された『環境空気質量基準』は、大気中のPM2.5の汚染防止に更に高い要求を定めました。各地で新車に対する環境基準を引き上げたほか、自動車燃料のグリーン化などで措置を講じるよう定めました。これにより、自動車の保有数が1980年に比べ30倍に増えたにもかかわらず、自動車の排気ガスは14倍の増加に押さえられています。
中国環境保護省の陶徳田報道官は、「中国は産業発展計画や都市公共交通、グリーン燃料の供給などの面で総合的な措置を講じ、自動車排気ガスによる汚染防止に力を入れる」と述べました。(劉叡、中原)暮らし・経済へ
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