安倍晋三首相が26日夜、内閣発足と就任後初の記者会見を行い、経済の再生、大震災からの復興など危機突破内閣を組織したとの決意を表明しました。

　「強い経済の取戻し」について安倍首相は、長引くデフレに伴う所得低下、円高、それに輸出低迷に応じ、「大胆な金融政策と機動的な財政政策、民間投資の喚起」との対策を打ち出しました。

　震災復興について安倍首相は、東北地方、特に福島では除染、生活再建など課題が山積しており、閣僚全員が復興意識を共有し、「新しい東北を作り上げていく」としています。

　外交について安倍首相は、「日中、日韓、日米関係にはたくさんの課題があり」、日本の外交安全保障立て直しの第一歩として「外交の基軸である日米同盟の絆を改めて強化し」、世界的視点で国益を守る戦略的な外交を総合力として展開する意気込みを語りました。（ジョウ）　国際・交流へ