「京都議定書」とは、温暖化防止のための国際会議(気候変動枠組条約締約国会議)で取り決められた世界で初めての国際協定です。「京都議定書」はおよそ40の先進国に対して、第一約束期間における温室効果ガスの排出量の限度(排出枠)を規定しました。ドーハ気候変動会議開幕前の報道によりますと、一部の締約国の第一約束期間の余剰排出枠は合計130億トンに上るということです。そのため、余剰排出枠を第2約束期間に繰り越すかどうかがドーハ会議の焦点となっています。
これについて、中国国家気候変動専門家委員会の何建坤副主任は「第2約束期間が来年のはじめ順調に開始されるために、ドーハ会議はできるだけ各国が受け入れ可能で、かつ温室効果ガスの削減に効果のある修正案の採択に努力を払っている。ところが、一部の国が第一約束期間の余剰排出枠を次の約束期間に繰り越そうとしている。これは世界のCO2排出削減目標の実現に不利である」と指摘しています。(劉非 中原) 国際・交流へ
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