木寺大使は中日関係の改善が「第1の任務」と強調した上で、「中国の各地をまわり、交流活動を後押しし、良い結果を残したい」と具体的な対策を語りました。
15分ほど行われた記者会見の冒頭で木寺大使は、「北京に着くと寒い中薄日も差して、言われているより良い気候で心が和んだ。ただし、今の状況は容易なものではなく、身が引き締まる思いだ」と率直に心境を語りました。
そして、「私の第1の任務は日中間の友好関係を深めることだ」と強調した上で、「日中間の政治関係が冷えることで、経済や様々な交流が停滞することは両国民の利益にならない。関係改善のために、地道に中国各所をまわり日中友好の必要性を説明することと、いろんなレベルの交流を深め、特に若い世代の交流を後押ししたい」と具体的な対応を述べました。
さらに今後の中日関係について、「中国の新たな指導者の元で、どのような外交政策が出てくるか注目している」と中国側の対応をうかがう慎重な姿勢を見せました。そして、26日発足する安倍新内閣については、「過去の安倍内閣が日中関係に尽力したことは、日中双方の記憶に新しいと思う。新たな内閣の中国に対する対応を、中国側は期待して見ているのではないか」と話しました。(取材・写真:劉 睿)国際・交流へ
「関係改善が第一の任務」と木寺新日本大使
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