日本の海上保安庁は、13日11時ごろ中国海洋局所属の航空機が釣魚島の南およそ15キロの上空を飛行したと発表しました。また、日本の防衛省統合幕僚監部は、統計をはじめた1958年から、中国の航空機がこの区域を飛行したのはこれが初めてだとしています。
日本の野田佳彦首相は関連部門に、「高度な緊張を保ち、警戒と監視を強めるよう」指示しました。また、日本外務省の河相周夫外務事務次官は、中国の韓志強代理大使を呼び出し、厳重に抗議しました。これに対し韓代理大使は釣魚島問題での中国の立場を再び主張し、「釣魚島は中国の固有の領土であり、関連海域と空域は中国の領海、領空だ。中国の監視船と監視機は、自国の領海と空域で正常なパトロールを行った。これに対して日本が非難する権利はない。中国は日本との交渉を受け入れない」と述べました。さらに、「日本の船舶と航空機は即時に中国の領海と領空を離れるべきであり、中国の船舶と航空機に対していかなる妨害もしてはならない」と、厳しい姿勢を示しました。
日本の報道機関は、これは中国側の極めて珍しい行動だとし、さらに13日は南京大虐殺の75周年記念日だと特に言及しました。(朱丹陽 大野)
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