中国の温家宝首相は4日特別機で北京を出発し、キルギスの首都ビシュケクに向かいました。温首相はこれから3日間ユーラシアを歴訪しますが、これは第18回党大会以後、初の中国首脳のこの地域への訪問となります。

　最初の訪問地キルギスで温首相は上海協力機構第11回首相会合に出席し、上海協力機構の次の段階の計画や実務協力、加盟国の経済発展やリスク対応能力の向上などについて各国首相と話し合います。また、今年は中国とキルギスの国交樹立20周年に当たり、温首相はキルギスの首脳と共に政治的な相互信頼の強化、互恵協力の拡大などをめぐって意見交換を行う予定です。

　キルギスの後、温首相はロシアを訪問し、メドベージェフ首相と第17回定期協議を行うほか、プーチン大統領とも会談します。（12/04　Lin、大野）