アメリカのロバート・ウッドIAEA（国際原子力機関）駐在代表は29日ウィーンで、「イランが来年3月までに、IAEAとの実質的な協力を展開することが出来なければ、アメリカは、この状況を安保理に報告するよう、IAEAに求める」と述べました。

　ウッド代表は、「イランが自らの義務をいつまでも無視することはできない」と述べた上で、「来月下旬にテヘランで行うIAEAとイランとの協議が、実質的な成果を収めることを期待しているが、イランの誠意には疑いを抱いている」と表明しました。

　西側諸国はイランに対して多くの制裁を実施し、またIAEAとの全面的な協力の実施を求めていますが、イランはこれまでにIAEAの要求に基づく協力は展開していません。（万）

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