中国中央銀行である中国人民銀行が発表した「2012年第3四半期支払いシステム運行総体状況報告」によりますと、第3四半期、全国のカード消費額は一人当たり4151.97元（54500円）に達し、銀行カードの普及率が前年同期より6.1ポイント増え、46.3％に上りました。

　データによりますと、第3四半期は銀行カードの発行数が持続的に増え、キャッシュカードの発行数が30億枚を突破しましたが、クレジットカードの発行数は増加幅が縮小しています。

　報告によりますと、クレジットカードの限度額と貸越額は共に増えました。半年を越える未返済額は小幅に増加したものの、未返済額全体に占める割合は低下しました。第3四半期末までに、クレジットカードの限度額は総額3.33兆元（44兆円）に達し、前年同期より36.3％増え、第2四半期末より3424.03億元増えました。また、請求返済額は1035.47億元で前年同期より44.8％増えました。

　第3四半期末までに、半年越えのクレジットカード未返済金は総額144.30億元（1893億円）となり、第二四半期より8.8％増えたものの、未返済額全体に占める割合は1.4％と、第2四半期より0.1ポイント下がりました。（ooeiei、中原）暮らし・経済へ