第２回中国・インド戦略経済対話が26日、インドの首都ニューデリーで開催されました。双方は協力増進、マクロ経済政策の交流と協調、投資、インフラ施設、ハイテク技術、省エネ環境保護、エネルギーなどの分野における実務協力の深化について、対話と交流を行いました。

　中国国家発展改革委員会の張平主任は「中国、インドの両国は金融危機がもたらすマイナスの影響に共に対応したい。インフラ施設の協力を推進し、中国企業によるインドでの鉄道や電力、通信などにおける建設を促進する。このほか、両国は貿易や投資の保護主義に共に反対し、再生可能エネルギーと環境保護産業の協力をより重視すべきだ」と述べました。

　これに対して、インド政府計画委員会のアルワリア副議長は「インドと中国の経済成長は、世界経済の新しい秩序の構築に重要な影響力がある。インドは、G20とブリックスの枠組み内で、中国と協調と協力を強化したい。双方が共に努力すれば、国際情勢における影響力がますます大きくなるだろう」と述べました。

　期間中、双方は研究、鉄道、ソフトウェアなどの協力覚書と48億ドルに上る企業間相互投資の協議書に調印しました。（ooeiei、山下） 暮らし・経済へ