ガザ地区を掌握しているパレスチナ原理主義組織ハマスの幹部はイスラエルに殺害されることを恐れて、ラファ港へは姿を現しませんでした。

　伝えられたところによりますと、ガザ地区に滞在した3時間の間に、カンディール首相はハマスの高官ハニヤ氏と会談したり、地元の病院を訪れ、イスラエル軍の3日間にわたる空爆の中で負傷したガザ地区の民衆を見舞いました。

　エジプト大統領の報道官は15日、声明を発表し、「モルシ大統領の委託を受けた、カンディール首相の今回の訪問は、ガザ地区人民のイスラエルへの対抗を支援するためと、ガザ地区の民衆に必要な援助を提供するためでもある」としています。（玉華、丹羽）国際・交流へ