第7回アフリカ経済会議がルワンダの首都キガリで開幕しました。4日間にわたる会議では、人間本位の成長モデルや環境保全、貧困撲滅、雇用機会の創出などの議題をめぐって討議が行われます。

　開催国ルワンダのカガメ大統領は開幕式で、「アフリカ諸国の経済発展は内外の政治環境と密接に関係している。ここ10年間、アフリカ経済は良好であり、人々はみなアフリカ経済の将来に期待を示している。アフリカの急速な発展から分かるのは、アフリカ諸国の政治が安定し、マクロ経済政策が効果を発揮して、ビジネス環境が改善されつつあるということだ」と述べました。

　また、国連開発計画（UNDP）のクラーク総裁は、「アフリカ経済は他の地域と同様、現在の世界経済の深刻な影響を受け、経済の持続的な発展は試練に直面している。しかし、アフリカには大きな潜在力があり、困難を克服して、経済の持続的な発展を実現できると信じている」との考えを示しました。

　第7回アフリカ経済大会議は、アフリカ開発銀行、国連開発計画、国連アフリカ経済委員会の共催で、「世界経済の不確定な時代にアフリカの包括的な成長と持続的な発展を促進する」ということをテーマにしています。（ｈｊ　大野）国際・交流へ