中国のあるウェブサイトが重陽節の前に行なった調査によりますと、70%以上の出稼ぎ労働者が両親に会う機会は「年に1度のみ」としており、年に一度も両親に会う機会のない出稼ぎ労働者が12%に上るということです。
仕事で忙しいという理由のほかに、帰省コストの問題が出稼ぎ労働者の帰郷を妨げる大きな理由となっています。こうした人々は、電話で両親と連絡を取る事しかできません。調査によりますと、77%の出稼ぎ労働者が主に電話で両親と連絡を取っているということです。
また、半数以上の出稼ぎ労働者が「半年以内に両親を都市に呼び寄せる予定はない」としており、調査の担当者は、「出稼ぎ労働者は収入が比較的低く、職場を転々とする事が多い上、都市部では故郷より多く稼げるものの、都市での生活は物価が高く、両親を呼び寄せる余裕は無い」と分析しています。こうした出稼ぎ労働者はホワイトカラーより転勤の頻度が高く、半数以上の労働者は過去3年間に働く都市を移動した事があると答えており、うち10%は3都市以上を転々としているということです。
これに対し出稼ぎ労働者の両親は、28%が出稼ぎ労働者として働く子供から振り込まれる生活費に頼って暮らしており、24%が政府の補助金で暮らし、自力で暮らしているのは28%という結果になりました。(陳博、中原)
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