アフガニスタンの警察当局は19日、「今日午前、北部のバルフ州で道路爆弾テロが発生し、民間人15人が死亡、18人が負傷した」と明らかにしました。

　バルフ州の警察当局の報道官は「午前10時ごろ、乗客33人を乗せたバスが走行中、道路に仕掛けられた爆弾に接触し、爆発した。これにより、女性と子供を含む15人が死亡、18人が負傷した。いまのところ、如何なる組織または個人からも犯行声明は出されていない。警察は捜査を急いでいる」と説明しました。

　別の報道によると、南部のカンダハール州で前日18日夜、爆弾テロが起き、警察官1人が死亡しました。地元政府の高官は、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが事件を起こしたものとして非難しましたが、タリバンはこれに応じていません。

　なお、アフガニスタンのタリバンは5月に入って以降、アフガニスタンに駐在するNATO・北大西洋条約機構の国際治安支援部隊やアフガニスタン安全維持部隊、およびアフガニスタン政府高官を対象にした新たな攻撃を仕掛けており、多くの民間人が巻き込まれ、大量の死傷者が出ています。（朱丹陽　中原）国際・交流へ