中国の楊潔チ外相は27日ニューヨークでアメリカのクリントン国務長官と会談し、良好で安定的かつ持続的に発展する中米関係は両国の根本的な利益に合致し、アジア太平洋地域ないし世界の平和、安定と発展にもプラスとなると表明しました。
楊外相は第67回国連総会の一般討論演説に出席している間に、クリントン国務長官と会談したものです。楊外相は、「中米双方は対話と協力の勢いを保ち、ハイレベル往来と各レベルの往来を強化し、協力の潜在力を十分発揮し、共通利益を拡大し、敏感な問題を慎重に処理し、意見の食い違いをコントロールすべきだ。中国はアメリカと共に努力し、新しい大国関係の道を摸索していきたい」と述べました。
クリントン国務長官は、「中国との協力関係をアメリカは大変重視している。各分野における協力は双方に巨大な利益をもたらし、対話と協力メカニズムは関係の深さと広さを表している。米中関係の発展は世界の未来に関わっている。世界情勢が不確定要素と困難を増している現在、米中関係の発展は特に重要だ。中国の発展をアメリカは支持しており、両国首脳が達成した共通認識に従って、中国と各レベルの往来を拡大し、世界と地域の問題における協調を強化し、二国間関係の発展を絶えず推進していきたい」と述べました。
釣魚島問題について、楊外相は中国側の厳正な立場を表明し、「日本の『国有化』行為は中国の領土主権を侵犯するもので、中国は断固として反対する。釣魚島および付属島嶼は古くから中国固有の領土であり、日本のいかなる一方的な行為も不法で無効だ。日本は幻想を捨てて、現実を正視し、誤りを是正すべきだ」と述べました。(ooeiei、大野)
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