中国環境保護省の張力軍次官は16日、北京で、「中国は21年間で、オゾン層を破壊する物質10万トン余りを排除した。この数字は発展途上国が排除した総量のおよそ半数を占めている」と述べました。
張力軍次官は、「1991年に中国がオゾン層保護を目的とする『モントリオール議定書』に加入して以来、中国はオゾン層を破壊する4種類の主要物質を排除した。議定書に基づいて、2030年までに、中国はオゾン層を破壊する物質の全面排除を基本的に実現するだろう」と述べました。
1987年に採択された「モントリオール議定書」は、国連の全加盟国が調印した唯一の国際条約です。これまでに、オゾン層を破壊する物質の95%以上が削減され、凡そ1億人のガンと白内障が予防されました。各国が引き続き議定書の義務を履行すれば、オゾン層は今世紀の中葉に1980年代ごろのレベルに回復する可能性があるということです。(玉華、中原)
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