スリランカのチャマル・ラジャパクサ国会議長の招きに応じて、中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は15日午後、スリランカの首都、コロンボに到着し、スリランカへの公式訪問を始めました。

　呉邦国委員長は空港でステートメントを発表し、「スリランカは中国の伝統的な友好隣国である。中国とスリランカが国交樹立して半世紀余り、双方の政治的相互信頼は絶えず深まり、各分野での協力も日増しに拡大され、国際と地域問題で良好な協調と協力を保ってきた。今年は両国国交樹立55周年と両国の『米とゴムに関する貿易協定』調印60周年にあたり、両国関係発展の得難いチャンスで、見通しは明るい。中国はスリランカと共に努力し、伝統的な友好を強固にし、実務的な協力を拡大させ、両国の全面的なパートナーシップを新たなレベルに推し進めていきたい」と述べました。

　中国全人代常務委員会委員長がスリランカを訪問するのは今回が初めてです。訪問期間中、呉委員長はマヒンダ・ ラジャパクサ大統領やチャマル・ラジャパクサ国会議長らとそれぞれ会談し、二国間関係や共に関心を寄せる国際問題と地域問題で意見を交わすほか、スリランカ各界の人たちと会見するということです。（玉華、志摩）