ミャンマーを訪問中の中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は13日にネピドーで、ミャンマー議会下院のトゥラ・シュエ・マン議長と会談した際、「中国とミャンマーは善隣友好関係の大局に着眼し、互恵協力を強化していく。両国の石油・天然ガスのパイプラインなどのプロジェクトの順調な推進を確保し、両国企業の経済貿易における協力強化の自信を高めるべきだ」と述べました。

　また呉委員長は、「両国は戦略的計画を強化し、与党間の友好交流を緊密化し、二国間関係や共に関心を寄せる問題について適時に意見を交わし、両国の全面的な戦略的パートナーシップ行動計画を制定する」と述べたほか国連や東アジア、ＡＳＥＡＮ地域フォーラム、大メコン地域経済協力などとの交流と協力を緊密化し、大きな利益に関わる問題で互いに支持し合い、両国の共通利益を維持していくことを提案しました。

　これに対して、トゥラ・シュエ・マン議長は「ミャンマーは中国と共に、議会、政府、地方などの友好往来を強化し、各分野、特に投資、貿易、大規模プロジェクトの協力を推進し、両国の全面的な戦略的パートナーシップを実行していきたい」と述べました。

　議会間の交流について両指導者は、「ハイレベルの相互訪問を保つと共に各レベル、各分野での交流と協力を強めていく」と述べました。（玉華、吉野）