イランを訪問中の中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会の呉邦国委員長は現地時間の11日、テヘランでイランのアフマディネジャド大統領と会談し、「イランが平和的な交渉を続け、柔軟性を持った実務的な姿勢を保ち、関係6カ国との協議で実質的な進展を収められるよう期待している」と述べました。
呉委員長は「中国は、核を平和的に利用する権利は法によって保障されるべきだと考えている。イランの核問題を解決するには対話と協力が正しい方法であり、むやみに制裁を加えたり圧力をかけたり、さらには武力で脅迫したりしてはならない」としたうえで、「中国は、問題の平和的な解決に向け引き続き建設的な役割を果たしたい」と述べました。
これに対し、アフマディネジャド大統領は「対話と協力による問題解決を望んでおり、関係各国との話し合いを続けたい」との考えを示しました。
呉委員長はまた、「互いに文化センターを設立し、青少年の交流を推進してほしい。時期を見て中国で"イラン文化週間"を開催することを歓迎する」と述べました。(鵬、中原)
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