中国国務院は10日午前、中国の就職や社会保障システムの状況について記者会見し、今年1月から8月までの都市部の新規雇用者数が去年同期より上昇したことなどを明らかにしました。

　それによりますと、今年1月から8月までの都市部の新規雇用者数は918万人であり、去年同期の水準を上回りました。地域別で見ると、東部地域の雇用者数の増加幅は縮小し、中部と西部では拡大しました。業界別では、製造業の求人が減っているのに対し、ハイテク産業やサービス業は増えています。これと同時に、都市部の新規雇用者数の増加幅が4月、5月から縮小し始め、経済成長の減速が就職に与える影響が徐々に表れてきているということです。

　新たな農村社会養老保険と都市部住民の社会養老保険の状況については、基本的な養老保険システムがほぼ確立されており、7億人を超える国民をカバーしていることや今年末までにこの2つの保険が約10億人をカバーするよう拡大されることが明らかになりました。(鵬、中原)

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