中国の大手求人情報サイト「中華英才網」がこのほど全国の大学生を対象に調査したところ、北京が最も人気の就職候補地だということが分かりました。

　「将来、どこに就職したいですか」との質問に対し、「北京」と答えた人は、全国の大学生を対象にした調査では26.3％、北京の大学生だけを対象にした調査では72.3％といずれも1位となっています。一方、上海の大学生で「上海」を選んだ人の割合は去年の調査では72.2％でしたが、今年は38.2％とほぼ半減しました。これは、上海の近くにある杭州、蘇州、南京などの都市が成長し、人材を引き寄せてきているためだと見られています。

　また、大学生が希望する職種は2008年から「金融業」がトップの座を占めていましたが、今回の調査では初めて「政府の公共事業機関」が1位になりました。(鵬、中原)暮らし・経済へ