中国外務省の外交官は4日に開かれた記者会見で、「シリア情勢は急激な悪化を見せているが、政治的手段で問題解決するという方向性を揺るがしてはならない」との考えを示しました。
外務省西アジア北アフリカ局の王克倹副局長はその中で、「中国はシリア問題において私利がない。重んじるのは原則であり、維持するのは平和である。中国はシリア政策を制定する際、シリア国民の根本的な利益を維持すること、中東地区の平和と安定を維持すること、国連憲章の趣旨と原則および国際関係の準則を維持することの3点を立脚点としている」と述べました。
また、王副局長は「中国はシリア国民の根本利益に合致し、また、シリア各方面にとって受け入れられる解決方案に、積極的かつ開放的な態度をとっている。シリア問題の政治移行プロセスはシリア国民が主導すべきであり、外部勢力は解決方案を押し付けてはならない」と指摘しました。(劉非 吉野)
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