27日、ジュネーブで開かれた国連人権理事会第20回会議で中国代表団は、「中国は6月30日に開催される予定のシリア問題国際会議に積極的かつ開放的な態度で臨むつもりであり、会議が国際的な共通認識達成の助けになるよう期待している」と述べました。

　代表団の夏敬革代表は、シリア問題に関する中国の3つの主張を述べました。

　第1に、シリア政府と関係各方面は、安保理の関連決議とアナン特使の「6つの提案」を全面的に直ちに実行し、無条件ですべての暴力行為を即時停止すること。

　第2に、国際社会はシリアの独立、主権、統一と領土保全を尊重し、シリア国民が自ら政治制度と発展の道を選ぶ権利を尊重すること。中国は、シリアに対して外部から武力干渉し、政権交代を強引に進めることに反対する。

　第3に、アナン特使の斡旋と「６つの提案」はシリア情勢を緩和し、関連問題を政治的手段により解決する道であり、国際社会はアナン特使の活動を支援すべきだ。（FUYING、大野）