中国の「人民日報」紙は2日、「中国のアフリカへの投資はその自主的な発展能力を高め、アフリカのインフラ施設への投資を重点にしており、アフリカ経済の長期的発展の需要に合致している」とする評論を掲載しました。

　1日、アメリカのクリントン国務長官は西アフリカのセネガルで演説し、「責任ある国と協力すべきだ」とアフリカ諸国の指導者に警告しました。そして、「その他の国と違って、アメリカは持続的な協力関係に注目しており、アフリカの価値を持ち出すのではなく、アフリカのために価値を増やす」と述べました。AP通信の分析では、クリントン国務長官の演説は中国の対アフリカ投資意図をあてこするものだとしています。

　「人民日報」は、「中国の投資はアフリカの発展を助ける」と題した評論で、「ここ数年、中国とアフリカは共に速いスピードで成長しており、中国の資金、産業と技術設備はアフリカの資源、市場、人力資源と協力し合っている。双方の協力はアフリカに大きなチャンスをもたらした。中国のアフリカ投資は、アフリカの願いを尊重し、声に耳を傾け、関心に配慮し、多大な信頼を得た」としています。

　評論はさらに、「アフリカへの投資の成長は伝統的な友情の結晶であるだけでなく、客観的な経済関係の結果でもある。今後、中国は、投資や融資分野の協力を拡大し、アフリカの持続的な発展を手助けし、より多くの就業機会を作る」としています。（ooeiei、大野）

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