世界銀行は30日、「現在の生産量に基づく予想によると、主要食糧の供給が不足することはないと見られるものの、在庫量が低水準であることや、今後生産量が天気の影響を受けることを考えると、食糧の国際価格は変動しやすくなるだろう」とし、世界銀行はこれに対応する準備が出来ていると明らかにしました。
世界銀行の報告によりますと、アメリカの干ばつやヨーロッパの一部の国の降雨およびロシア、インドなど食糧生産国の水不足などの影響で、食糧の国際価格は上昇しつつあり、食糧価格の変動が市場に不確実性をもたらすと共に、食糧安全保障を脅かし、農業への投資にダメージを与えているということです。
状況がエスカレートした場合、世界銀行は農業投資の増加や政策へのアドバイス、融資ルートの提供などを通じて、加盟国を支援するとしています。また、国連やNGOと協力し、食糧市場の透明度を高め、加盟国が食糧価格の上昇にスピーディーに対応できるようサポートしていくということです。(ooeiei、中原)
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