中国国家漢語(中国語)国際推進指導グループ弁公室(国家漢弁)の主任を務める孔子学院本部の許琳総幹事長は19日にサンパウロで、中国とブラジルの記者による共同取材を受け、今後中国はラテンアメリカ地域への投入を拡大し、ラテンアメリカ諸国での中国語教育の普及を推し進めていく考えであることを明らかにしました。
サンパウロで2012年イベロ・アメリカ地域孔子学院合同会議に出席した許琳総幹事長は「ラテンアメリカ諸国で中国語教師が不足しているという問題の解決に向けて、孔子学院本部は関連措置をとる予定だ。今後中国はラテンアメリカ地域の奨学金の定員数を増やし、留学生の中国派遣を支援する。300人の専門教師チームをつくり、ラテンアメリカ地域の中国語教育を後押しする。また各国の孔子学院が付属している大学と協力して中国語の専門コースを設置し、現地教師の育成を行う方針だ」と紹介しました。
2日間の日程で開かれていた2012年イベロ・アメリカ地域孔子学院合同会議は19日にブラジル最大の都市・サンパウロで閉幕しました。このたびの会議にはイベロ・アメリカ地域の14カ国にある29校の孔子学院の責任者、中国大使館の代表、及び大学側の代表らが出席したということです。(Yin 吉野)
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