中国・アフリカ協力フォーラム第5回閣僚級会議は19日から20日にかけ、北京で開催されます。熱気に溢れた中国・アフリカ間の経済貿易協力は、会議をきっかけにさらにレベルアップされるかどうか、注目されています。特に、去年、世界経済が不景気だったにもかかわらず、中国・アフリカの貿易額は、依然として最高を記録しました。このような背景から、双方の政治、ビジネス各界の人々が前途に期待感を示しています。
2000年中国・アフリカ協力フォーラム発足後、双方の経済貿易協力が拡大しつつあります。2000年の100億ドルから2011年の1663億ドルまで上昇しました。年平均で27%の増加率に達し、3年連続アフリカの最大の貿易相手となりました。張広明副所長は、「中国とアフリカの貿易はアフリカ大陸の経済成長や国際金融危機に対応する能力向上に大きな貢献をしてきた。双方の貿易レベルが徐々に高まっている」と述べた上で、「アフリカへの輸出商品の枠組みが調整されつつある。現在輸出のポイントは機械電気製品である。中国製造業の能力が高まっている一方、アフリカの工業化プロセスも加速し、中間階級が成長し、消費が増えている。これは輸出商品の枠組み調整にプラスとなっている」と述べました。
双方が貿易規模を拡大すると同時に、貿易のアンバランスに対して様々な対応措置をとりました。例えば、アフリカ製品の輸入を奨励し、アフリカへの支援と投資を拡大させ、アフリカ諸国に対して関税の優遇措置の実施などです。2011年中国対アフリカ貿易の赤字は201億ドルでした。
世界銀行のある報告によりますと、中国からの投資がアフリカのインフラ施設の状況を大いに改善し、経済発展の基礎を固め、経済発展において大きな役割を果たしているということです。張副所長は、「アフリカ経済の長期的で安定した成長は、双方の経済貿易関係の将来に向けた基礎となり、中国企業に多大なチャンスを提供した。そのほか、アフリカのインフラ施設の協力を強化し、工業化のニーズに合わせてこのプロセスを加速している」と述べた上で、「アジアを除いて、アフリカはここ数年中国最大の海外プロジェクトの請負市場である。インフラ施設において、アフリカの投資環境の改善に中国は大きな役割を果たした。新世紀に入って、アフリカ諸国の経済が比較的速いスピードで発展するのは、中国の要素が欠かせない」と述べました。
間もなく開催される協力フォーラム第5回閣僚級会議は2006年の北京サミットに次いで、重要な会議です。張副所長は、「今回は閣僚級会議にも関わらず、一部のアフリカ国家の元首と政府首脳も10人くらい出席する予定だ。これは中国政府がフォーラム、特にアフリカとの関係を重視していることを表している。また、今回の会議で一連の新たな措置が打ち出され、双方の関係、協力を促していくだろう」と述べました。 (ooeiei、山下)
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