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 国際通貨基金 世界経済の成長率予想を下方修正

2012-07-17 13:51:03     cri    
 国際通貨基金(IMF)は16日に発表した最新の世界経済見通し(WEO)の中で、今年と来年の世界経済の成長率予想を小幅に下方修正すると同時に、世界経済は今後より大きなリスクに見舞われるだろうと警告しました。

 IMFは、今年の世界経済の成長率を3.5%と予想し、四月に発表された予想値を0.1%下方修正しました。

 同報告は、今年の先進国の成長率は前回の予想値とほぼ同じで1.4%とし、うち米国の経済成長率は前回を0.1%下回る2%と予想され、ユーロ圏はマイナス0.3%と従来の予想を据え置きました。

 また、新興国と発展途上国の今年の総合的な成長率は四月の発表を0.1%引き下げて5.6%と予想しました。うち中国の成長率予想は8%で、前回から0.2%下方修正されました。インドとブラジルはそれぞれ6.1%と2.5%で、前回の予想値と比較すると明らかに引き下げられいます。ロシアの成長率予想は4%だということです。

 過去三ヶ月の間、もともと勢いのなかった世界経済の回復はさらなる落ち込みの傾向を示し、ユーロ圏以外の欧州諸国の金融市場と主権債務の圧力は一段と高まり、すでに去年年末の水準までに近づいています。また、新興国の成長率予想も所期ほどのぞましくないということです。IMFが世界経済の成長率予想を小幅に下方修正した背景には、第一四半期の経済が所期を上回るパフォーマンスを示したことなどが考えられます。 (賈茉)国際・交流へ 

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