第2四半期、中国のＧＤＰ（国内総生産）の成長率は7.6％と、さらに低下しましたが、中国交通銀行金融研究センターの上級経済アナリストの唐建偉氏は「中国の経済成長率の減速は依然として耐えられる範囲内にある」とみています。

　オーストラリア・ニュージーランド銀行（ＡＮＺ）中華圏チーフエコノミストの劉利剛氏も「中国にはまだ依然として、大きな発展潜在力がある。2008年、国際金融危機の影響で、中国経済は7四半期連続して低下し、2007年第2四半期の成長率11.9％を最高点に、2009年第1四半期には6.1％に下落した。しかしながら、2008年に比べ、現在の経済情勢は明らかに良い」と分析しています。

　また、JPモルガン・チェースの中国担当チーフエコノミストの朱海斌氏は「下半期の経済の安定成長を確保するため、中国は穏やかな財政と金融政策を取っている。中国経済は8月に反発する見通しだ」としています。（玉華、山下）暮らし・経済へ