中国税関総署が10日に発表したデータは、市場の予測を大きく上回りました。これに対し専門家は、中国経済は低い位置で安定した成長に向かっていると分析しています。

　データによりますと、今年5月、中国の輸出入総額は3435億ドルを超え、昨年同期に比べ14％伸び、輸入は12％以上増加し、輸出は15％以上増えました。業界関係者の分析によりますと、中国の輸出が昨年同期に比べ成長したのは主に2つ原因があるということです。1つは、アメリカの経済回復が中国の輸出の安定に有利に働いたこと。もう1つは、中国の輸出業界の生産が徐々に正常の状態に戻りつつあることで、中国経済は近いうちにリバウンドするだろうと予測しています。

　世界第2の経済大国として、中国の輸入の増加は世界経済の安定に有利であると同時に、中国において多くのサービス分野の雇用を生み出しています。（劉叡、中原）暮らし・経済へ