中国国防省の耿雁生報道官は28日、北京で「中国と日本の防衛部門は、海上連絡システムをめぐって、専門家チームは三回目の交渉を進めている」と明らかにしました。

　耿雁生報道官は「釣魚島及び付属島嶼は昔から中国の領土である。中国は、争う余地のない領有権を持っている。いかなる人がいかなる手段を取って、この事実を変えようとしても、無駄なことである」と強調しました。

　さらに、今回の交渉について「主に、海上連絡システムの枠組みや運行の形などについて話し合っている」とした上で、「このシステムの構築は、海上での誤解や誤った判断を避けるのに役立ち、両国の防衛や安全に対しての相互信頼の増強、両国の戦略互恵関係の深化にもプラスになる」と、中国側の姿勢を示しました。（朱丹陽　小野）