中国全国人民代表大会外事委員会はこのほど、ベトナム国会で『ベトナム海洋法』が可決されたことに対し、ベトナム国会外事委員会宛に書簡を送りました。
書簡は、「6月21日に開かれた第13回ベトナム国会第3回会議で『ベトナム海洋法』が可決され、この法の中では中国の西沙諸島と南沙諸島がベトナムの主権と管轄内に含まれている。中国は西沙諸島と南沙諸島及び周辺海域に対し、争う余地のない主権を持っており、ベトナムが可決した法律は中国の領土主権を侵害し、違法かつ無効である。これは両国の指導者が南海問題において合意した『南海各方面行動宣言』の精神に反するものだ」と指摘しました。
また中国全国人民代表大会外事委員会は、ベトナムが新たに可決した法律に対し強烈な抗議と強い反対を示し、ベトナム国会が切実に中国の領土主権を尊重し、誤った行為を正し、中国とベトナムの全面的戦略協力パートナーシップと両国議会の友好関係に努めるよう希望するとしています。(劉叡、吉野)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |