南海問題で中国とフィリピンが対峙していることについて、中国共産党の機関紙「人民日報」海外版は28日に発表した論評で、「中国が南海の領有権を維持することは、筋が通ることだ」と強調しました。
文章は「黄岩島について、中国は領有権を主張し、管轄権を持っている。これは、無主地先占の原則、実効的占有の原則に基づくものであり、第二次世界大戦後のヤルタ体制に認められている。黄岩島をめぐって中国が現在取っている行動は、一つの国が権利を守るための正当な法執行行為であり、軍事手段を含めたいかなる行動も、必然的に合法性を備えるものだ」としています。
また、「中国の行動が中国の平和発展に悪影響を与え、南海が『平和の海』でなくなると懸念されているが、その必要はない。中国が正当な権益を守ることで、『平和の海』が保障される」と指摘しました。(朱丹陽 中原)
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