その中で温家宝首相は「ここ数年、両国関係は大きな進展を遂げ、各分野における協力は実りある成果を収めた」と述べました。また「モロッコ政府と国民は国際金融危機や西アジアおよび北アフリカ情勢の変動の影響を受けたが、社会の安定と経済成長を維持した。今後、中国は国際社会とともに、西アジアおよび北アフリカ地区の平和と安定を促進するために努力していく」との姿勢を示しました。

　これに対して、ベンキラン首相は「モロッコは自国の方式で改革を行い情勢の変化に対応している。今後、中国に対し友好な政策を実施していくとともに、両国間のハイレベル往来を強化し、経済貿易や人的、文化などの分野における交流と協力をさらに密接にする」と語りました。（劉非、吉野）