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中国、レアアース白書を発表

2012-06-20 17:56:45     cri    

























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 中国国務院報道弁公室は20日、「中国のレアアースの現状と政策」という白書を発表しました。白書では、レアアースの過度な開発とそれによる生態環境への破壊、及びその価格が価値より過小評価されているなどの問題が指摘されました。白書は、中国がレアアース産業の科学的な管理を強化し、その持続的かつ健全的な発展を促進していくことを約束しています。

 現在、世界のレアアース資源の23%しか持っていない中国は世界の90%以上の市場にレアアースを供給しています。50年以上にわたり、このような過度な採掘が続いた結果、中国のレアアース備蓄量と保証年限が下降の一途を辿り、レアアース鉱山の多くは枯渇の状態にさらされています。

 中国工業と情報化省の蘇波次官は、レアアースの採掘、選択、分離といった技術が立ち遅れているため、生態環境のさらなる破壊を招いている。一部の地域では、レアアースの過度な採掘によって山が崩れ、川が塞がれ、突発的な環境汚染事件も発生していると指摘しています。

 蘇波次官は、「中国政府がレアアース採掘における環境破壊問題を高度に重視している。環境を犠牲にしてこの産業を発展してはいけない」 と述べました。

 蘇波次官はまた、中国は、レアアース産業の科学的な管理を強化し、一連の措置を取り、レアアース産業の持続的かつ健全的な発展を促進していく。また、採掘、生産、輸出といった段階で環境保護に力を入れるほか、レアアース採掘の参入条件を完備させ、環境保護の査察と改善を進め、レアアースの生産技術のレベルを高めている。中国はレアアースの環境汚染対策に40億元に上る資金を拠出すると述べました。

 この白書はさらに、レアアースの価格は価値より過小評価され、資源の希少性は合理的に反映されていません。「去年レアアースの価格の伸び幅が大きかった」という関係方面の言い方に対して、工業と情報化省の蘇波次官は「レアアース価格の上昇は全く市場メカニズムによるものだ」と述べました。

 蘇波次官は、「2000年から2010年までの10年間、レアアースの価格は2.5倍上昇したが、同じ時期、金、銅、鉄鉱石の価格はそれぞれ、4.4倍、4.1倍、4.8倍も上昇した。この点から見て、レアアース価格の上昇は全く理性的であり、しかも世界の原材料市場の価格上昇の趨勢にも合致することだ」と述べました。

 関連データによりますと、2002年から2005年までに、中国は貴重な資源のレアアースを、白菜、ニンジンの価格で販売しました。

 蘇波次官は、「中国政府はこれまでにレアアースの市場価格に関与したことはない。また中国はレアアース市場価格の上昇を利用して経済的利益を獲得したこともない。中国が製造業の大国として、去年の工業生産高は凡そ80兆元に達した。一方去年のレアアース生産高は800億元しかなく、ごくわずかなものだった」と述べました。

 白書は最後に「今後、中国はレアアースの政策を整備し、産業への管理を強化し、国際社会と共に公平で合理的なレアアース市場秩序を維持し、国際市場のレアアースの合理的な供給を保つと共に、生態環境と資源を保護して、公平な貿易と国際協力を絶えず促進していく」としています。

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